就職事例

卒業された障害のある方の就職事例

コミュニケーションや聞いて覚える力が弱く、想定外の事態に対応することが苦手で、自分が発達障がいと受け入れることに時間がかかりました。また、就職するまでの焦りや不安が苦しかったです。

自分の特性をしっかり理解し、何ができて何ができないのか、どこに強み弱みがあるのかということを知ることができました。何もかも支援して貰おうという姿勢ではなく、私がこれが苦手です。ですが別の部分が得意で、そこでカバーすることが出来ます。ここは苦手ですが、こういう工夫や努力をしています。と言えるようになりました。

人と関わるのは苦ではなかったのですが、相手に気を使いすぎて、感情のコントロールができなることがありました。就職をする上で、自分と向き合う必要があると思っていたのですがどこから始めていいのか分からずに悩む時期がありました。

自己理解プログラムを通じて、自分を客観的に見れるようになり生活リズムを整えていくことが出来ました。スキル面だけではなくメンタル面でも成長できたと感じています。自分で出来る部分は積極的に行って、手助けがほしい場面では優しく答えてくれるスタッフの方々がいます。スタッフの皆さんに手助けをしていただいて就職することができました。

1年間を別の移行型を利用し、引越しのためこちらに移籍をしました。残り1年のタイムリミットの中での就職活動でした。しかし生活リズムや服薬調整も整っていませんでした。また、物忘れや提出物を期限までに提出できないなどの課題も抱えていましたため、就職ができるのか不安な日々を送っていました。

スタッフの方が医療と連携をするのことで服薬調整につながり、生活リズムが安定してきました。また注意力散漫だったのが、物忘れなどもなくなりました。自己理解プログラムでは、自分の得意・不得意を分析し、ビジネススキルを学ぶことでスムーズに仕事ができるようになっていた。また、朝起きることへのプレッシャーが高まり、しばらくは出勤時は職場までスタッフの方が同行してくださったおかげで、今では仕事にやりがいを感じ働けるようになりました。

自分が正直何をしたいのかがはっきり定まらず、正社員で元気だった頃のように普通に働けるのかも不安でした。初めてすることへの不安もあり、デザイン力など自信がなかったので短期間で覚えられるか、スムーズに操作出来るようになるか、規則正しい生活なんて出来るのかと不安がありました。

デザインに関する学習だけでなく、体調管理などのセルフケアを学び、自己理解が深まることでしっかり規則正しい生活を送れるようになりました。安定して通所できるようになり、仕事で活かせる技術を身に付けることができました。

対人緊張があり、幼少期時代に不登校がきっかけで引きこもりになりました。生活リズムを安定させ、自身の得意なことを生かしてITに関わる仕事に就きたいと思うようになってから、就労移行支援を探したところこちらに出会いました。通所して間もない時は新しい環境に馴染むまで緊張していました。

自己理解プログラムでは特性の理解を深め、自分が苦手としているコミュニケーションや、セルフケアについて学び、自分に足りないと感じていた部分に自信を持てるようになり、安定して通所することができるようになりました。事業所で学習する環境にも少しずつ慣れ、支援スタッフや他利用者など他者と会話する場面でも、以前のほどは緊張せずにコミュニケーションを取れるようになりました。